第1回 スリランカ税制概要
「スリランカってどこにあるんですか?」とよく尋ねられます。
スリランカはインドの下にあって、上記地図の青く印をしたところです。
世界地図の中ではわかりぬくいですが、小さな島です。
日本から飛行機で約10時間、アジアの中でも南西アジアと呼ばれる地域です。
スリランカの総合的な情報はJETROのホームページに詳しく掲載されています。
https://www.jetro.go.jp/world/asia/lk/
ここでは税制(私の専門なので)を中心に、私という視点を中心にスリランカの情報を掲載していきます。
スリランカの税制
様々な税制がありますが、ここでは日系企業に関係する主とするものを解説します。
また、条文の原文及びその日本語訳として掲載します。日本の税制の場合、私自身がずっと日本に住んでいて、文化も十分理解していますし、税の取り扱いにも慣れていますから
難しい条文をわかりやすく表現できますが、外国の税制の場合は、私も初心者なので条文に忠実に訳していきます。
- Income tax ( IT ) 所得税
- Pay As You Earn ( PAYE) 源泉所得税
- Value Added Tax ( VAT) 付加価値税
- Simplified Value Added Tax ( SVAT) 簡易付加価値税
- Nation Builiding Tax (NBT) 国家建設税
- Stamp Duty (ST) 印紙税
日本でも同じですが、私たち専門家にとって所得税(法人税)の内容は重要であっても、企業側にとって重要なのは、
- PAYE
- VAT
- NBT
- Penalty, Amended tax returns, Correction (罰金、修正申告、更正の請求)
だろうと推測します。
なぜなら、これらは企業側が十分に理解して、納付をしていかなければならないことや、それが企業の資金繰りに影響してくるからです。
したがって、先に重要であると思われるものから掲載をしていきます。