スリランカ税制、情勢情報 お知らせ

ご無沙汰していました。

長らくご無沙汰しておりました。2020年の目標はまめに当サイトを更新することです。

12月17日から22日までスリランカへ行ってきました。11月に大統領選挙がありました。その後大幅な税制改正案が発表されました。内容としては大幅な減税です。

法人税では建設業(28%→14%)、IT関連業(14%→0%)などですが、官報に発表されていないものについては従前どおり28%なのだろうと推測します。

個人所得税ではPAYE(源泉税)が大幅な減税で、月250,000ルピー以上(年間300万ルピー以上)で課税となります(従前は月100,000ルピー、年間1200,000ルピー)。累進課税では6%から18%(従前は4%から24%)。

VAT(消費税)では免税点の大幅な増加で多くの会社が免税事業者になります。年間3億ルピー以上の売上高で課税事業者となります。また税率も8%になりました(従前は15%)

NBT(国家建設税)はなしとなりました。

他にも免税やら何やらで、かなりの減税です。ただ4月に総選挙があり、その総選挙のための策じゃないかといううわさもちらほらです。

詳しくはまたアップしていきます。

個人的には、これでスリランカ政府はどうやってお金を作るのだろうと思いました。大統領が変わるたびに税制もアップダウンするというのもずっと安定している日本人には慣れておらずしんどいところがありますね。

今年も大変お世話になりました。

来年もどうぞよろしくお願いします。

吉本 篤子