スリランカ税制、情勢情報 お知らせ

スリランカ経済

スリランカのニュースは残念ながら日本では少ないのですが、それでもネットニュースには時々あがってきます。

2019年に大幅な税制改正がありました。所得税も消費税も一気に減税となりました。新聞によるとスリランカ政府の財務大臣は2019年の減税は失敗であったと述べています。

当時は消費税率(VAT率)は15%でした、そして課税事業者も四半期の売上高が300万ルピー以上になれば課税事業者になるというものでした。

2019年の減税では、一気に8%になりましたし、課税事業者も年間3憶ルピー以上と課税事業者になる事業者がぐっと絞られ、かつ減税です。

その後コロナ禍になり、主要の観光がダメージを受け、現在に至っています。

当時はこんな減税で国が成り立つんだと驚きでした。減税はVATだけではありませんでしたので。

現状を新聞などで読むと、やはり税金は必要なのだと思いました。日本は本当に税金ばかりで、ため息しか出ないのですが、それでも払い続けることで日常が営めるのだと改めて思いました。

たまたまラジオを聴いているとインド人のパーソナリティの方でした。その方は「日本は面白いねー商売上手だねー、消費税率を少し上げるだけなのに何年も前から国民にアナウンスして、その上がるタイミングに向けていろんな事業がセールス戦略を立てて、消費者もそれに合わせて購買があがるんだよねー」

確かに!スリランカに訪問していた頃に減税があったのですが、何の前触れもなく突然でした。おそらく増税も突然なのだと思います。インドでもわざわざ税率が上がる下がるは国民には前もってアナウンスはしないと、そのパーソナリティの方も言っていました。

スリランカに滞在していた頃、定宿のスタッフと話すこともありました。当時はスリランカは前政権でアメリカのアドバイスを受けながら運営していました。彼は「アメリカは言うだけで何もくれない、中国はお金をくれるから中国が良い」と言っていました。

お金をただで得るって本当に何にもならないどころか人能をだめにしていくものなんだなぁとこれまた改めて思いました。

現在インドがスリランカに援助していますし、IMFにも支援を要請しているとのことです。何とか回復してほしいと思います。

今年はスリランカ訪問してみようと思います!