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法人企業統計調査 時系列データ

先日法人企業統計調査の令和3年度が発表されました。

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令和3年度は前年に比べ売上高増、経常利益増と順調な様子が見えました。しかし比べるのが前年ということなので、全体としてどうなのだろうと数字を拾っていきました。

一社当たりや一人当たりは数値から私が計算して出しました。

こうやってみると時代を反映しているなぁとしみじみです。私は1965年生まれで、学生時代にバブル絶頂期でした。ちょうど1990年あたりですね。その後私の感覚では2000年あたりから会社でリストラという初めて聞く言葉が暗躍しだしました。そして2008年(私が開業した年です!)にはリーマンショックがありました。そして2019年にはコロナ禍が始まりました。

高度成長って本当にすごかったんだ!と改めて思います。7倍の売上高ですものね。そういえば当時の利率も7%だったような。。。

バブル後売上高は下がったものの何とかこらえている状況が見えます。またグローバル化というものも私の実感ではやはりリーマンショック後の印象です。グローバル化イコールIT化だと私は感じています。

売上高は一社あたりで算出しています。商法の改正(最低資本金制度廃止)などが平成12年導入されたので、分母の会社数は圧倒的に増えていると思いますので、一社あたりの数字を下方に引っ張っているというように思います。

注目すべきは一人あたりの給与です。役員も平均すると500万円なんだとびっくりしました。もっと高いと思っていましたので。また従業員も400万円を下回っていることも驚きでした。だって、私が学生の頃のバイトの時給は500円くらいだったんですから。今は最低賃金が1000円ですよね、当時の倍の時給なのに、一人あたりの賃金がバブル期に比べて92%あたりということは実質はその半分ぐらい下がっているということなのでしょうか。私の解釈が間違っているのかな。

正社員の最低賃金もバブル期で10万円くらい、現在は16万円で、上がっているはずなので下がっているということは、賃金格差が大きいということなのでしょうか。

世界はいろいろ大変です。その影響を日本も受けていますが、それでも何とか何とか頑張って現状維持、そして少しずつ上昇を目指していますし、私は可能だと信じています。勤勉という特徴も徐々に薄れつつありますが、やっぱり「勤勉」であることが大きな力になるのだと信じてやみません。

最近はニュースで〇〇会社倒産を聞きます。会社は倒産しても、そこで働いている人達、経営者も含めて、また違うところで復活してほしいと願います。

私たちは絶対大丈夫!